数年前、朝日新聞の取材で訪れたことのある和歌山県はみなべ市へ。トヨタのハイエースに寝泊りしながら、名物の南高梅ができるまでを密着取材していたが、今年も月間茶の間という通販雑誌の取材で訪れた。南部梅林とその周囲には約30万本の梅の木が植えられて、今が花盛り。3月になり桜の花と一緒に咲く時期には、本当にあたりがピンク色に染まり、なんとも甘い香りが漂う。ドラえもんみたいに、匂いまで写るカメラが欲しいところ。
日本で、そして日本文化と日本料理の中心地といえば京都。その京都でもなかなか見ることができない場所が桂離宮。NHKのハイビジョンカメラによる桂離宮の撮影が21年ぶりに許可され、先日放映されたが、やはり凄いものだった。黒文字垣や六甲から運んだ御影石、光の変化で変わる唐紙の陰影、モダンな市松模様の意匠…月の別荘とまでいわれる桂離宮。その美意識やさりげない贅沢さは、京都に住んでいる今の人間にも奥深いものである。日本の新聞は元気